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近年、高齢化社会の進行とともにもの忘れ、認知症の方が次第に増えてきています。 このような中、もの忘れ、認知症にどう対処していけば良いかが、個人的にも家庭的にも、また、社会的にも大きな関心事となっています。
当院でこれまで行ってきた高次脳機能検査(記憶力、認知力)の結果からは、40代後半になると知的能力が加齢とともに低下していくことがわかっています。この知的能力の低下が、年齢以上に著しくなると認知症になるわけです。どの程度の割合で知的機能の低下が起こるかというと、当院で高次脳機能の検査を受けた一部の方を3年後に再検査したところ、3年後にはその1割で記憶力、認知力の双方が低下しており、更にその後数年以内に、その中の3割弱の方が認知症と診断されています。
一方、最近では、これらのもの忘れ、認知症をできるだけ早く見つけ出し、必要な対策や治療を行えば、認知症の進行を遅らせるあるいは、ある程度改善させることができるということがわかってきました。
もの忘れドックで、正常または年齢に伴う通常のもの忘れと診断されたら安心していただいていいわけです。一方、異常(知的機能の低下)と判断されたからといってあわてることはなく、必要な対処、手立てをすばやく取ればよいわけです。 なお、もの忘れ、認知症の診断は、その方の人生を左右するだけに、医学的にかつ科学的にしっかりと検証された検査法に基づくものでなければなりません。
当ドックでは、そのためにまずMRIを用い、通常の脳ドック検査にて、脳に器質的な異常(出血や梗塞など)がないかどうかチェックする一方、記憶の重要な場所である海馬(認知症ではこの海馬が萎縮してきます)の萎縮度を測定します。次に、医学的に確立された方法である記憶力テスト(WMS-R:ウェクスラー記憶力テスト)と認知力テスト(コース立方体組み合わせテスト)を用い、記憶力・認知力に低下があるかどうか調べます。
当ドックでは以上の検査によって、もの忘れが年齢にともなう通常のもの忘れなのか、それとも対処・治療を必要とする認知症あるいはその前段階なのかを総合的に判断します。 また詳細コースのアミロイドPET検査では、脳にアミロイドβタンパク質が蓄積しているか調べ、認知症の診断をより確実なものにします。
検査を受けること、また結果を知ることは誰もが恐怖感を覚えるものですが、1度検査を受けるとその結果が今後、あなたの認知症を見つける上での指針となります。 検査結果で異常がなければ、3年に1度の割合で「もの忘れドック(高次脳機能ドック)」を受ければ、認知症を早期発見することができます。 1度、この機会にお気軽に「もの忘れドック(高次脳機能ドック)」を受けられてはいかがでしょうか?
医療法人財団 康生会武田病院
神経脳血管センター 副院長
八木 秀雄
8:30~17:00
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※祝日・年末年始を除く